思っていたよりも遠く
毎日毎日湯水のように知識を流し込んでいる。
かれこれ2ヶ月ずっと毎日、空いている時間をずっと使ってきた。
準備ができた、と思ったので専門書に手を出した。
驚いた。こんなに早く知識と知識の間の線を繋げることが出来るとは。
1冊読めれば上等と思っていた専門書は3冊になり、いつのまにか5冊になった。
基礎固めの重要性を知る、5回生の春。
今期のゼミは政治思想史ゼミ。
30人という大所帯ゼミ、そこらにちらほら見当たるキレ者たち。
E.フロムの「自由からの逃走」を読む。必死で読むから頭がクラクラしてくる。
勉強すればするほど、もっと遠くまで自分が行けることに気付く。
だけど「思っていたよりも」遠いだけであって、それが目的地まで続いているのかどうかは分からない。
自分基準だそれは。用意される物差しは自分ではない。
それでも、自分の中にある物差しは自分しか無い。
その物差しを信じられるか。その物差しに狂えるか。
とりあえずまあ、頭がおかしくなるまで、もう少し、必死で勉強してみよう。