知識ほぼゼロだった僕が3ヶ月弱で国家公務員総合職試験政治国際区分の合格最低点を170点ほど上回った勉強法③[二次論述試験編]
知識ほぼゼロだった僕が3ヶ月弱で国家公務員総合職試験政治国際区分の合格最低点を170点ほど上回った勉強法①[勉強計画を立てる前に] - 全てのロマンが成田空港に
知識ほぼゼロだった僕が3ヶ月弱で国家公務員総合職試験政治国際区分の合格最低点を170点ほど上回った勉強法②[択一・専門試験編] - 全てのロマンが成田空港に
駅横のコーヒーショップで、大学の図書館で、毎日、真摯に、鉛筆を動かし続けたあなたは、
一次試験をニヤニヤしながら自己採点できるはずだ。
一次合格のボーダーラインが何点くらいだろう、と気になるかもしれないが、
あまり気にせず、早めに二次試験の勉強に取りかかるのが良いと思う。
例年、一次試験と二次試験との間には約一ヶ月の時間がある。
この記事は、一次試験終了後、初めて二次試験の勉強に取りかかる人を念頭に置いている。
理由は簡単で、僕がそうだったからだ。
さて、今回は論述試験だ。
僕は政治学、国際関係、行政学を選択した。一次試験の勉強に用いた教科書をそのまま使うことができるからだ。
法律に自信がある人は憲法を選択するのもオススメだ。法律の論述は、司法試験の存在ゆえに良質なテキストが多く、他の科目に比べて対策がとりやすい。
まずは過去問を見てみよう。「まずは」と言いつつ、それで殆ど完結するんだけど。
パラパラと頁を繰ってもらうと分かるが、政治国際区分の論述試験では、多くの問題が一行問題で出題されている。
相変わらず教科書と向き合う勉強が続く。
過去問を見る→教科書を使って答案メモを作る→実際に自分で答案を作る→繰り返し。
とりあえず、各科目10年分位解いてみると良いと思う。
こういうことを言うと、「過去問と同じ問題は出ないでしょ?」と感じる人が居るかもしれない。
ただ、過去問を解かないと、「国家総合職試験」における教科書の読み方が身に付かない。
(これは一次試験にもあてはまることではあるけれど)
政治学や行政学の教科書というのは、そもそも試験対策を念頭に置いて作られていないものも多い。
そんなわけで、試験の性質を考えずに、やみくもに教科書に取り組むのは危険だ。
頁と頁の間でぶくぶく溺れているうちに、研究者の積み重ねた知識の体系に飲み込まれかねない。
だから、それらを用いて試験対策を行う以上、まずは「国家総合職試験」、その二次試験がどのような試験なのか、を徹底的に考える必要がある。
過去問を解き終わったら、教科書の各章の後ろについている練習問題を解くと良い。
上で挙げた教科書はどれも練習問題が充実している。
そうこうしているうちに一ヶ月なんてすぎてしまう。
二次試験について、できることは少ない。
過去問と教科書、そして練習問題。
シンプルなプロセスだけど、僕はこれらをひたすら繰り返して、結果的に全ての科目で平均以上の得点を得ることが出来た。
次が最後、人事院面接編。
(一番長くなりそうなのでまた期間が開くかもしれない…というか需要あるのかな、この一連の記事)