知識ほぼゼロだった僕が3ヶ月弱で国家公務員総合職試験政治国際区分の合格最低点を170点ほど上回った勉強法①[勉強計画を立てる前に]
タイトルは絶妙な詐欺である。
ある種の備忘録として書いておく。
殆ど基本的なことしか書かない。
ただし、一番最後だけは別だ。いかにして無駄な勉強時間を省き、少しでも多くの勉強量をこなすためのテクニックをまとめるつもりだ。
さて、経験上、公務員試験の受験生の大半は一次試験で苦しむわけだし、二次試験の論述もどう取り組めばいいかわからないはずだ。ましてや面接対策方法なんぞチンプンカンプンかもしれない。(私自身そうだった。)
何をやればいいかよくわからないからググってみたらこの記事にたどり着いた、という人も居るのかもしれない。そんな人が読んでくれればいい。
この記事は、年が明けた頃になって、初めて「官僚になりたいッ…!間に合わないッ…!」と思い始めるような、いつぞやの僕みたいな人々に向けて書いている。
まだ間に合う。遅くない。
僕が国家公務員試験の受験を決めたのは2月の下旬だった。
元々挑戦したいという強い思いがあった。でも、法律が苦手すぎて、自分には一次試験合格すら無理だ、と思い込んでいた。
しかし未練があった。だから迷走した。「新聞社気になる!(12月)」「通信社に行きたい!(1月)」「ベンチャー受けるわ!(2月)」を経て、いよいよ逃げられなくなった。
本当に諦めていいのか。諦めなかったらどうするのか。何度も自問自答した。
諦めたくない。でも、法律は難しすぎる。
優柔不断な自分が出した答えは、政治国際区分での受験だった。
受験を決めた。でも、何もわからない。
公務員試験予備校で行われていた、無料の相談会に足を運んだ。
「今年の受験を考えている」と伝えた。「来年に切り替えて一緒に勉強しませんか?」と提案された。
「いや、今から始めて合格したい」と伝えた。「一次試験すら難しいと思う」と返された。
仕方が無いので、自分で考えることにした。
とはいえ、自分は公務員試験について何も分からないままだった。
Google先生に尋ねた。
本の力を借りた。
あとは受験経験のある友達に尋ねた。
時間が無いからこそ、最初の一歩は慎重に進まなければならないと感じていた。
最初の一歩として、勉強計画を考える前に、まず過去問に取り組むことにした。
2015年度試験までの政治国際区分は、他の区分と比べても、専門試験の範囲が極めて広いことで知られていた。
(2016年度からは制度が変更され、若干受けやすくなるみたい)
僕はほぼ全ての科目についてノータッチだった。それでもまず、過去問を解いた。
この段階で解くのは1〜2年分でいいと思う。
知識も全く無い段階だけど、とりあえず、5択を見て、正解探しにチャレンジしてみよう。
もちろん、知識で正解の選択肢を選ぶことは出来ない。けれど、この作業を繰り返すうちに、「あれ?これもしかしたら正解じゃないか?」という、第六感じみた感覚を覚える瞬間が必ずある。
これから試験当日まで、その感覚を磨き続けてほしい。
全ての選択肢を知識で検討できればそれに越したことはない。ただ僕には時間がなかった。あなたにも無いかもしれない。
試験当日、あなたが「知識がないのに正解する」ためには、この感覚を磨いていくことが必要になる。
僕はこの感覚によって、問題全体の1割程、知識がないにもかかわらず正解をもぎとることができた。適当に選んだわけではなく、自信を持って選択した上で、だ。
話を戻そう。
僕は過去問を解いてみて、「なるほどこういう問題に取り組むんだなぁ」と感じて、いよいよ基礎的な勉強を始めることになった。
マラソンで例えるなら、本番に走るコース全てを、途中で歩きつつも走りきった段階だ。
次は体力作りだ。ランニングだ。しんどい時間だ。
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